秋の例祭

台風一過の秋晴れの中、やおきのある川根本町大沢地区の秋の例祭が執り行われました。8月に川根本町民になり、9月には地区のみなさんのお宅へ区長さんとご挨拶に回り、今回は氏神様へのご挨拶も兼ねて、お祭りに参加させていただきました。

やおきからも見える鳥居と階段を登った先に、小さなお社があります。大井神社といい、島田にある大井神社とつながりがある「伝説」も残されています。(こちらの伝説については、またの機会に…) 「氏子入り」ということで神殿に上がり、玉串を捧げお神酒をいただき、一連の神事を体験させていただきました。
11軒の小さな集落にある神社のお祭りです。島田の大井神社から宮司さんを招き、各家から戸主が参加。テキ屋さんなんて、もちろん来ません。地元の神社のお祭りといえば「子供の頃、お祭りのお小遣いが貰えてそれでリンゴ飴を買うのが楽しみだった」的な思い出しかないわたしにとっては、ある意味衝撃的な体験でした。

神様が近い。
夏目友人帳や、ジブリの世界を身近に感じます。
大沢地区、そして川根本町のみなさんが優しくて親切なのは、こんなふうに神様が近くにいる生活をしているからなのかな。そして、日本人の思いやり、おもてなしの心は、神道から来ているのかもしれないな…とまで、思いが膨みました。

先週は台風24号で停電。今週末は台風25号の襲来が心配されていたのですが、全く問題なし。「お祭りのとき、傘を差して神社の階段を登ったことがない」と聞きました。確かに前日は雨が降り、大丈夫かなと心配しましたが、それは「他所者の心配」だったということです。

神事のあとは、地区の集会所での直会。改めてご挨拶をさせていただきました。ここで気がついたのが、奥様たちが「〇〇さんちの奥さん」ではなく、きちんと名前で呼ばれているということ。個々を大切にしたお付き合いをしているんだなと感じました。わたしも早速名前で呼んでいただきました。(喜)
「川根ライダーハウスやおき」のこともお話しましたが、みなさんとても喜んでくださって、ありがたくてありがたくて、ウルウルきそうでした。
やおきに訪れるライダーさんたちを、大沢地区みんなで歓迎することができそうです。準備にも、一層力が入ります。

神社から見た大沢地区。
鳥居と赤い鉄橋の真ん中あたりの瓦の屋根がやおきです。
茶畑に家が埋もれてる…。
大沢地区の住人、多趣味な方が多くてびっくり。こちらも徐々にご紹介していきたいです。
(未女将・筆)