やおき The 3rd 発進です

2019年3月末に始まった「川根ライダーハウスやおき」は、8年目を迎えました。

川根本町の奥、「奥大井」と呼ばれる地区にある明治2年築の古民家。太い立派な通し梁、一尺の大黒柱、江戸時代からの大工さんの息遣いが残るような立派な佇まい。ここで、「やおき The 1st」が始まりました。
こちらはもちろん「初めてのライダーハウス(営業)」、お越しくださるゲストさんも「初めてのライダーハウス(体験)」という方が多かったように思います。手入れされた茶畑に囲まれ、地区の方々も優しくて、うろうろしているバイクを見つけると「やおきさんはあそこだよ」と声を掛けてくださる、そんな温かな場所でした。満天の星空を、いつまでも眺めていたこともありました。

そして、みなさんに育ていただき、やおきが5歳を迎えた春。川根本町の"真ん中らへん"、「八中(はちなか)」という地区に、やおきは下りてきました。
ビンカ峠を控えたその土地は、街灯もない、ガードレールも途切れる狭路を3km、標高が150mほど上がる限界集落。「八中御殿」と呼ばれる立派な家が、「やおき The 2nd」でした。

そして今回、「やおき The 1st 」から下ること約24km。(川根本町は、縦に長いです。) 川根本町の入口の地名(ちめい、じゃありません、「じな」と読みます)地区に、「やおき The 3rd」を発進することが出来ました。
ちょっとルパンみたいで、かっこいいですよね。

移転の機会のたびに、それなりに考えることはありましたが、こうやってやおきを続けることが出来ているのは、暖かく見守ってくださる、支えてくださるみなさまのおかげ、それしかありません。
「やおきがなくなったら困る」そんなありがたいお言葉もいだたいて、わたし自身も、「やおきの女将」でいられることのありがたさを、やおきの年とわたしの歳を重ねるたびに実感しています。心から、感謝いたします。

「やおき The 3rd」では、新しい試みとして、「ライダーズカフェ」の併設を計画しています。泊まるほどではないご近所の方にも、やおきを楽しでいただける場を提供したい。朝活で川根本町に走りに来るライダーさんを受け入れる「朝カフェ」になれたら嬉しい。
そんな思いからの一歩です。

正直言って、今、この年齢でそんな新しいことを始めて大丈夫かな?という気持ちが全くないわけではありません。でも、わたしは「川根本町の魅力」を信じています。わたしが始めて、次のだれかに繋げたら。そんなきっかけをひとつ、届けられたら嬉しいです。

なお、これまでと同じく、やおきはわたしのペースで続けていきます。そっと見守っていただけると、ありがたいです。
どうぞ気軽に、ふらっと寄ってのんびりしていってくださいね。
1st、2nd、3rd、器は変わっても、中味は変わりませんから。